2019年5月22日水曜日

BOUNTY HUNTER SENDAI RENEWAL 1周年

PEEL&LIFT仙台と同じ建物にBOUNTY HUNTER SENDAIが移転して1年という事でPEEL&LIFTでも記念アイテムを作らせていただきました。
前々からBOUNTY HUNTERとコラボして作るならコレ!と決めていたモチーフがありました。
25年以上前に見せてもらった当時まだBOUNTY HUNTERを始める前のヒカルくんが作ったアナーキーシャツです。
その頃はまだ胸のスローガンや鷲のパッチをオリジナルに基づいて再現しているシャツはほとんど出回っておらず、衝撃を受けたのを覚えています。特筆すべきはマルクスのパッチに60年代の本物を使っていた事でした。鷲のパッチこそ軍装品店に行けばレプリカが手に入りましたが当時はマルクスのパッチを探して中華街などの雑貨が並べられた店を物色したりしてましたが見つけるには至っていませんでした。ヒカル君のそれはBOYのシャツに付けられていた物を取って使ったとのちに聞きましたが80年代後半にはパンクショップの片隅にBOYの毛沢東などのパッチが付いたシャツも僅かながらまだ残っていたのでそんな1枚からトレードしてきたのかもしれません。
初めて見せてもらった時、本物のマルクスパッチを前に感動してなんども眺めてついにはそのまま近所のコンビニでシャツのその部分をコピー(笑)して帰ったほどでした。
その数年後に雑誌宝島に連載していたLAST ORGY2でセディショナリーズの特集を手伝った時も撮影場所にそのシャツがあったので思わず片隅に飾っておきました。ページの片隅にそのシャツが写っていたのを覚えている人もいるかもしれません。

その時のマルクスパッチのコピーを元にアナーキーシャツのレプリカ作りを始めました。最初はそのヒカル君のシャツの模倣から始め、徐々にピストルズの写真集などからディテールを解析してバリエーションを増やしていったのが今に続いているのです。
今回はその最初のシャツを思い出して再現してみました。と言ってもそのままではなくレイアウトの一部やペイントを少しアップデートしています。

ベースとなるシャツは当時ジーンズショップで買ったシャツをベースにしたそうで今回は前立て付きでボタン留めの胸ポケットにそのイメージを反映させました。
"anti nazi" 逆さまに付いているのはアナーキーシャツ本来のディテールですが更に時勢を考慮して鉤十字を削り取っています。ちなみに襟のパッチは当時のシャツに倣って黒いテープを使用したものを使っています。
 胸のパッチのスローガン。実はここ、ヒカル君のシャツはスローガンの一部がミススペルだったのであえてそこまで再現したかったんですが協議の結果、スペルは直しました。
 脇にBOUNTY HUNTERのシャツにはおなじみの仕様でピスネームを挟み込んでいます。
"ONLY ANARCHIST〜"の下には当時のシャツには"seditionaries"とディズニー風の字体で書かれていましたが今回は同じ字体で"BOUNTY〜"に変えています。
以前からヒカル君にこのシャツを作りたいとお願いしていたのですが今回お互いのショップが1、2階に入るという絶好のシチュエーションが出来たことでやっと叶いました。

BOUNTY HUNTER / PEEL&LIFT ANARCHY SHIRT
¥32,000+tax
5/25BOUNTY HUNTER SENDAIにて限定発売
商品の問い合わせはBOUNTY HUNTER SENDAIまで


BOUNTY HUNTER SENDAI
住所:宮城県仙台市青葉区中央2丁目-8-26 Nビル1F
TEL :022-721-8173


当時の写真。左胸の鷲パッチの位置をアレンジ、当時はONLY〜を手書きで描いていたとか。
宝島のページの片隅。


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